演劇

先日、友達に演劇部の舞台を見に行かないかと誘われました。

 

演劇は今まで数回しか見たことが無かったので、演劇自体がどういうものなのか、という興味本位もあってついて行きました。

 

今回見た演劇は立命館の演劇部が主催する舞台で、脚本こそプロの書き下ろしのようですが、キャストや演出は学生が担っているものでした。

 

過去に数回しか見たことのない演劇は、キャスト、演出を含め全てがプロの担当していた演劇でした。

 

そのこともあって、どこまで学生がやれるんだろうと、純粋に楽しみにしていました。

 

いざ舞台が始まると、新入生歓迎の時期というのもあり、学校での淡い青春をテーマとした舞台でした。

 

すごいなと思いました。

 

僕と同じ学生たちにスポットライトが当たり、些細な感情の情景を細やかなアクションや声のトーンで表現し、時には笑いを生み出すようなリズミカルな喋りもあって。

 

そこに学生ならではのエネルギーみたいなものも含まれていて、十分なほどにクオリティも高かったです。

 

もちろん、プロに同じことをやらせたらもっとクオリティを突き詰めてやるんだとは思いますが、

 

今回の演劇ですごく感じたのは、表現することに一生懸命な人たちはかっこいいなということです。

 

表現することは実は難しかったりすると思っています。

 

なぜなら、自分が完全完璧じゃないことを知っているからです。

 

自分がプロでない限り、上には上がいる世界です。

 

「表現することで辱めを受けるかも知れない」と足がすくみ、この思想が表現することへの抑止力になりかねないと考えています。

 

それを払拭するどころか、堂々とした振る舞いで演技する彼らはかっこいいなあと思って見ていました。

 

他の脚本や演出に関しても自分なりの着眼点を持って、頭を使いながら観察できたこともあって、勉強になりました。

 

なんか、無性に能とか歌舞伎とかも見てみたくなりました。笑