アート
今日まで各時代の文化の象徴としてアートが捉えられてきた面は大きいと思いますが、最近はビジネスにおいてもアートの重要性にスポットライトが当たり始めていると感じます。
大量生産大量消費のようなやることが定まっているようなプロセスは、今後のAIを筆頭とするテクノロジーが発展していくに伴ってそれらに置き換わって行くことが予想されていると思います。
そういった中で注目されるのがAIには無い、人にしか生み出せない感性を活かしたクリエイティビティ、つまりアートが重要な役割を担うはずです。
ここでそもそもアートって何なのかを考えてみようと思います。
僕が考えるアートの定義は端的に言うと、「美しい物」です。
ただこれだけでは抽象度が高いので掘り下げて行くと、「美しい物」というのは見る人の感性に委ねられます。
というのも、ある人が美しいと言ってとしてもそれが万人にとって美しいとは思われないからです。
例えば、ペットボトルだけで作られたキリンの模型があったとします。
ある人は、日常にありふれたものをうまく作品に取り入れて予想外のことをしたから美しい!アートだ!
と言えば
別の人は、ゴミの塊だ。と言います。
ここで重要なのは、このキリンの製作者はこの作品をどう捉えているかです。
当たり前ですが、これは美しい!と思ってつくっているはずです。
つまり、製作者の主観としては「美しい物」でありアートということです。
ゴミの塊だ。と捉えた人にとっては「美しい物」ではないのでアートではありません。
なので僕は、主観と客観にとらわれない絶対的なアートは存在しないと思っています。
見る人によってその作品がアートか、そうじゃないか定義されるということです。
裏を返せば、自分のこれは「美しい物」だと思う感性を表現する際に
「これはアートだ!」と自信を持って言えばいいと思っています。
他人の感性はコントロールできないので、主観でアートだと認めることしかできないと思うし、それでいいと思います。
主観と客観を別で捉えてるので、他人からそんなのはアートではないとレッテルを貼られても関係ないわけです。気にかける必要がないと思っています。
逆に、もし他人が「これは美しい!アートだ!」とレッテルを貼るものに自分が美しさを感じなければそれはその人にとってはアートでは無いとしていいと思います。
この価値観はマジョリティーに認めらたものがアートであり、認められないものはアートでは無いという思考にも至りません。誰しも0から始まるわけですし。
この定義の上で僕は僕なりのアートを発信していけたらいいなと思ってますし、他人が何をアートと捉えて発信してるのかすごく興味があります。