右脳と左脳

論理的な思考は左脳。
アート、発想などのスピリチュアルな思考は右脳が担当していて、それぞれが分離している。と思っていたのですが、どうやらこの仮説は間違ってるなとここ一年で感じることができました。


僕はごりごりの理系で、暗記が大嫌いで論理的でないと勉強する気もおきませんでした。


僕の高校時代はそれが顕著です。
ほんとに数学しかしていなかったからです。他の人より明らかに数学にかける時間が長かったので、人並み以上にはできたと思います。


数学ができるようになっていくに連れて、気づいたことがありました。


知識が蓄積される前では、難しい問題に対して
「どうやったからこんな回答思いつくんだよ。」
と思っていました。


こういう解法を思いつく人は天才で、自分には到底無理なことだと感じていました。


それでも基礎をしっかり固めた後に難しい問題に出会ったら、おもしろいくらい解法が思いつきます。


ここから気づいたのが、右脳による発想力を鍛えるには左脳による論理を徹底的に詰めることが大切だということです。


左脳の論理的思考が材料となって、右脳の発想が生み出されると思ったからです。


さっきので言うなら、難しい問題に出会ったときに左脳による論理的な基礎を材料として持っていなければ、当然右脳は機能しないということです。


僕は哲学、宗教をさわり程度ですが独学で勉強しています。


そこで感じることは、左脳を使った論理的思考が無いと絶対に本質は理解できないと感じました。


論理を超えた先にアート、発想、スピリチュアルがあるのであって、この順序はひっくり返せないと思っています。


左脳と右脳は分離していてお互いに干渉し合うことは無いと考えていた僕にとってこの意外な繋がりはすごく大きな気づきでした。