語彙力

語学留学で英語を勉強しているからこそ余計に感じることかもしれないけど、語彙力って本当に大切だなと感じます。


さすがに半年も留学しているから、自分の言いたいことのニュアンスは伝わる程度の英語は身に付いたと思います。


この前授業で、Capital panishment(死刑制度)についてディベートをする機会がありました。


意見が浮かんでも、ニュアンスが伝わる程度の拙い英語では口を噤むしかなく、少し悔しい思いをしました。


デリケートな話題なだけに、詳細に自分の意見を伝えられず誤解を招くのを恐れたからです。


つまり伝えたい意味合いと捉えられる意味合いに差があるということです。


日本語でものを考えて、日本語で発信するときも同じことが起こりうると思います。


自分の伝えたいことがうまく言葉として置き換えられないがために表現できなかったり、表現したとしても意味合いが違って捉えられたりします。


感情や物理現象を言葉に置き換えようとすると、一気に情報量が削ぎ落とされて抽象的な概念になってしまいます。


でもそれは言葉の綾であるから仕方ないことだし、何より人間は言葉を介して通合うことがほとんどの場合だと思っているのでそれとどう向き合うかが重要になってきます。


語彙力を付けていくことで、言葉が感情や物理現象に近づいていくことができて、より詳細に、鮮明に他者に伝わります。


これだけネットインフラが整っていると自分の発信する言葉が一瞬で多くの人の目に付き、解釈されるという意味で重要性は増しているのかなとも感じます。


また、語彙力があるからこそあえて完璧から少し外した言葉を扱うこともできると思っていて、それが詩だったりするのかなと思います。


詩の美しさは言葉を極めた人しかできないと思います。


伝えたいことをできるだけ詳細に伝えるための語彙力を日本語でも、英語でも付けていきたいなと思います。